目標設定方法
目標目標設定は、関係者のニーズを満たすように設定しましょう。そのためにはニーズそのものだけではなく、その背景も理解することが必要です。関係者の置かれている状況を“自分ごと化”して捉えることが大切です。 次に具体的な数値を用いた目標地点と計画を定めましょう。これが定められていないと、実行時の進捗確認や要因分析を行う事が出来なくなるためです。 「SMART」というフレームワークがあります。これを活用すると目標設定内容を明確にすることができますので、ぜひ活用ください。 1:Specific(具体的に) 誰が読んでもわかる、明確で具体的な表現や言葉で書き表す 2:Measurable(測定可能な) 目標の達成度合いが本人にも上司にも判断できるよう、その内容を定量化して表す 3:Achievable(達成可能な) 希望や願望ではなく、その目標が達成可能な現実的内容かどうかを確認する 4:Related(経営目標に関連した) 設定した目標が職務記述書に基づくものであるかどうか。 と同時に自分が属する部署の目標、さらには会社の目標に関連する内容になっているかどうかを確認する 5:Time-bound(時間制約がある) いつまでに目標を達成するか、その期限を設定する
[参考資料] COROPS P.80

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納期が遅れてしまう場合のQCDSの調整について
想定通りに物事が進まず、現状から目標が達成できるか予測した際に、QCDSのいずれかが未達成になる可能性が発覚した場合は、達成するため、もしくは未達成の影響を最小限に抑えるための対応策を検討する必要があります。 自チームの都合ではなく、依頼元や業務上連携している別チームからの影響などで納期が予定を超えてしまう場合であっても、納期が絶対であれば、リカバリーのために、納期以外の3要素を変更することで納期を守る方策を検討します。 具体的には、「品質を落とす」「範囲を狭める」「コストを追加する」の3通りとなります。 どれを選択するかは、あらかじめすり合わせている優先順位と比較して決定します。 大前提は可能な限り全てのQCDSの指標を遵守するように努めることですが、どうしても難しい場合は、現状と予測、その影響をきちんと説明し関係者とトレードオフをするためのすり合わせを行いましょう。
業務に関する法令/規定が施行される際の情報収集
業務に影響を及ぼす可能性のある法令/規程が施行される場合は事前に施行された場合の影響範囲を 把握できるように情報収集を行います。 業務に関係する法令について、情報収集するには ・業務影響や課題を一番詳しく知っている人は「担当部門」ですので、普段から接点を持ち、 情報を得やすい関係性を構築しておくことが望ましいです。 業務に関する法令が施行された場合の影響範囲を調整するには ・万が一大きな影響が生じる可能性がある場合は、いつ頃から導入されて、 どのような影響が発生するのかを情報収集し、これらの対策に要する工数を計画に盛り込みます。
目標を設定するコツ
〈目次〉 目標を設定する理由とは? 目標設定を行うには 目標設定のポイント 目標を達成するためのポイント 関連資料 1. 目標を設定する理由とは? 目標設定とは、目的達成のために必要なプロセスや指針を明確にすることです。 新しい期の始まりに設定する会社が多いですが、苦手意識を持つ方も多いのではないでしょうか? 明確な目標があると、具体的なアクションや優先順位を設定する助けとなり、仕事の効率と効果を高めることができ、 チームの目標があることで全員が同じ方向を向き、進捗を把握しやすくなります。 一方、目標が曖昧だと効率が低下し、達成が難しくなってしまいます。 また、個人で明確な目標を設定することで、達成感や成長の実感を得られ、 次の目標への意欲や自信につながるため、モチベーションの向上も期待できます。 これらのことから、目標設定をするようにしていきましょう。 2. 目標設定を行うには 目標は、論理的に構造化し作成することで設定しやすくなります。 まずは目的を達成させるために、現状と比較するとどんなギャップがあるか洗い出してみましょう。 例 目的 成し遂げようと目指す事柄 サービスサイトの利用満足度を向上させ、 リピート率を高めること 問題 現状と目的のギャップ 現在は利用満足度が35%と低く、 リピート率が10%に留まっている 課題 問題を解決するために必要な事柄 ユーザーからのフィードバックを収集・分析し、 サービスサイトの改善につなげる仕組みを整えること 目標 課題解決し目的が実現された状態を 具体的に表したもの 来期までに利用満足度を70%以上に向上させ、 リピート率を30%以上にする 3. 目標設定のポイント 先述した通り、目標は明確にすることが重要です。 ここからは、目標を設定する時のポイントをご紹介します。 Point① 目標の中間地点も決めておく 目標が決まったら、そこに行くまでの中間地点と必要な要素は何か?ということも洗い出しておくことが重要です。 最終的な目標は立ててあるが、中間目標がないという状態だと、 順調に目標に向かっているかどうか分からず、期間におけるチームの活動が正しいかどうかも分かりません。 <例> 目標「3年後に自社スマートフォンの利用者数を現状の倍の100 万人にする」 1年後 利用者60万人。注力することは見た目を改修する 2年後は・・・ というように、最終目標からの単純な期間按分だけでなく、その期間の中で中間指標以外に何を達成するのか? 最終ゴールにたどり着くために必要な要素は何か?ということも洗い出して注力することを決めていきましょう。 Point② KPIを設定する KPI(重要業績評価指標)とは、目標達成に向けた進捗状況や成果を測るための具体的な指標のことです。 設定したKPIを定量的に管理することで、目標にどれだけ近づいているかを把握しやすくなり、 今後必要な改善や行動を明確にすることができます。 KPIは顧客から求められる場合もありますが、ここでは求められるKPIが無い場合は、 「行動」と「状態」を可視化することで設定できます。 <例> ある営業組織で1000万の売上金額、月10件の受注という目標を掲げている場合 1. 状態の可視化 「1000万円の売上」を「月10件の受注」で達成する 1件あたりの平均販売価格は100万円である必要がある 受注件数が順調でも、販売価格が低ければ目標は達成できない⇒大型案件と小型案件の商談比率を考慮して適切なKPIを設定します。 2. 行動の可視化 営業チームが「月10件の受注」を目指す 受注数が見積もり提出数の1/3と見込まれる場合、見積提出件数は30件必要 見積提出には100件の商談が必要⇒既存顧客のリピート率も考慮すると、さらに具体的な行動計画が立てられます。 このようにKPIを適切に設定することで、具体的な行動計画を立てやすくなり、効果的に目標を達成することが可能となります。 4. 目標を達成するためのポイント Point 目標設定はチームを巻き込みましょう 目標設定のプロセスにはチームメンバーを巻き込み、全員でアクションプランを検討することが大切です。 これにより、メンバー全体で目標の背景への理解が深まり、より一人ひとりが主体的に取り組めるようになります。 たとえ組織から目標が示されていて、チームで決められない場合でも、 達成方法や計画はチームで話し合い決めていきましょう。 現状の課題を分析し関係者と対話を重ねることで、最適な目標を設定しチーム全体の主体性と理解を高めることができます。 また、目標はチームで話し合い、少しでも達成を楽しみにできるもの・ワクワクできるものを選びましょう。 ワクワク感がある場合、チームのモチベーションとコミットメントを高め、良い活動に繋がります。 Point 目標の実現性をより高めるために 目標を明確にし、実現可能にしていくために「SMART」というフレームワークを活用し、目標に抜け漏れが無いかチェックしましょう。 意味 内容 Specific 具体的である 誰が読んでも分かるように具体的な表現や言葉で書き表す Measurable 達成できたかを計測できる 目標の達成度合いが本人も、チームや上司に報告する時も 分かりやすくなるよう内容を定量化して、進捗管理しやすくする Achievable 十分に達成可能である 希望や願望だけでなく、現実的に達成できる内容かどうかを確認する Relevant 関連性の高いものである 設定した目標が組織やチーム全体の目標とも関連しているか確認する Time-bound 期限が定められている いつまでに目標達成するのか、その期限が設定されているかを確認する 5. 関連資料 ▶▶【🎥動画】目標設定を「苦手なもの」から「働きやすくする手段」に変える方法 はこちら ▶▶【📝記事】ミッションの策定方法 はこちら

ニーズが変化した内容をすり合わせる際のポイント
ニーズの変化を察知した際に、どこが変化したのかを正しく理解していなかったり、 チーム内ですり合わせをせずそのままにしていると認識ズレにつながります。 すり合わせのポイント ・ズレの要因が全く分からない時などは、どのように変化したのか? どこが変化したのか? をきちんと整理し、 相手をすり合わせることで認識がズレることがなくなります。 以下のマップを参考にどこがどのように変化したのかをすり合わせてください。