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【お悩相談_006】異論を言いにくい
日頃仕事をしながら抱えているよくある悩みを、COROPSの監修に携わって頂いた沢渡あまねさん、平野乃愛さんとの対談を通じて、解決の糸口になるヒントを見つけていく企画です。今回のテーマは「異論を言いにくい」です。 MTG中で、自分だけが違う意見があったとしても、周りが納得してくれるのか不安を感じてしまい、なかなか意見を言いづらいというシーンは少なくありません。異論とは、様々な視点で物事を考えられているということですので、そのような違う意見でも言いやすい環境、状況を作ることが大切です。簡単にすぐ出来る工夫なども紹介して頂いていますので、ぜひ参考にしてみてください。
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関係者と認識ズレを起こさないようにする工夫
・関係者を把握してコミュニケーションを取っていたとしても、認識ズレが発生することがあります。以下を前提に考えておくと柔軟に対応しやすくなります。 関係者と認識がズレないように、予め考えておいた方が良いこと: <職位階層によって視点が異なる> 普段やりとりしている関係者と、意思決定する関係者とが異なる場合、認識がズレる可能性がある しかし、階層を飛ばしたコミュニケーションは心象が良くないことが多いため 意思決定する関係者と連携を取る場合は、注意して接点を持つこと <相手が必ずしも本音ではない可能性がある> 実際のところどうですか?のように本音がどうか聞き出すための工夫が必要 <みんなが同じ考えとは思わない、一人の意見を鵜呑みにしない> 同じ部内でも意見が異なっていることもあるため、一人の意見を組織の総意と思わないこと
トラブルの未然防止対策
トラブルは発生していないからといって油断していてはいけません。そういった油断が重大なトラブルを引き起こします。 トラブルを発生させないためには普段から、重大な災害や事故には至らないものの、直結してもおかしくない一歩手前の「ヒヤリ」「ハッ」とした事例や、自分たちのチーム以外でのトラブル事例を情報収集し、都度、今の対策で十分なのか検討していくと良いでしょう。 トラブルを未然防止するためにやるべきこと 1. ヒヤリハットの共有 ・ヒヤリハットは、結果としてトラブルに至らなかった事象のため見過ごされてしまうことが多いですが、チーム内で共有し記録します 2. 事故事例や対策事例の収集 ・関係者に発生したトラブル事例や、他部門で発生したトラブル事例などを収集し、どのような対策を講じているかを確認します ・自チームで発生したトラブルについても共有し、相互の情報交換します 3. チーム内の防止策等の検討 ・収集した情報を元にして、チーム内で必要に応じて対策を講じます ・ヒヤリハットや、他部門の事例など、自分たちのチームでも同様のことが発生する可能性がないか、 リスクを評価して優先的に取り組むべきことを判断していきます
提案するタイミング
提案は、相手が振り返りを行うタイミングに間に合う様に行いましょう。 振り返りの時期は、関係者、チームを取り巻く組織では予算編成、組織変更、担当者変更など様々な変化が発生します。 このため、これまで予算の都合で承認されなかったことや、時期的に実行するのが難しかったことも、このタイミングであれば前に進められる可能性があります。 未来のことを予測することは難しいですが、顧客からの依頼や指示を待つだけでなく、先に提案するといった行動をとることが、能動的なサイクルを生み出すことにつながります。
雑談の重要性
雑談の目的は、お互いのことを知ること、相互理解を深めていくことです。 仕事で相談したいこと、お願いしたいことがあったときに、関係性が無い人にはどうしても話しかけにくいですが、 雑談を通してお互いに人となりを理解しあうことで話しかけやすくなります。 最初は緊張している状態ですが、回数を重ねることで、相手の理解が深まり、チームに対して徐々に心理的安全性が高まり、緊張も減ってきます。 この人たちなら自分のことをもっと知ってもらいたいとなり、更に自己開示が出来る様になります。 家族の話、友人の話、趣味の話、ご自身の体調、感情etc。このようなことを、理解しあうことで、仕事の話も話しやすくなります。 テレワークが中心になってくると、こういった雑談をする機会は意識的に設けないといけません。 日中の業務時間帯に突然雑談をし始めても、相手側は仕事に集中していたり、テレワークでは相手の状況も見えません。 定期的な時間枠を設けて、自然とそういった会話が行える仕掛けが大切です。 更にそういった雑談の内容を毎日やることで、実は本人のコンディションを知れる機会にもなります。 仕事が忙しく、悩みがドンドン増えていくと、まず雑談の内容に変化が出てきます。 いつもは明るいテーマが多い雑談をする方でも、テーマが仕事によりがちになっていきます。 そういった状況が続く場合は、1on1以外でもコミュニケーションを取り、解決に向けたアクションを考えるなど、別途対応も検討して下さい。
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