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【お悩相談_011】はじめたことを最後までやり遂げるには
日頃仕事をしながら抱えているよくある悩みを、COROPSの監修に携わって頂いた沢渡あまねさん、平野乃愛さんとの対談を通じて、解決の糸口になるヒントを見つけていく企画です。今回のテーマは「はじめたことを最後までやり遂げたい」です。 やりたいことを企画して進めていると、他にもやりたいことがどんどん出てきます。優先順位をつけて整理はしているものの、やらないと整理したことを進められなかったことに対して、モヤモヤは取れないことってありませんか。そういったモヤモヤをどのようにして取り除いていけばよいのか?仕事の種類や、周囲との関係を踏まえて、どのように気持ちの整理をしていけばよいかをおたえします。
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リスク管理について
リスク管理を行う上で重要な事は、リスクに対する評価を行えるかではなく、まずリスクを洗い出せるかどうかです。 しかし、「リスクを洗い出そう」といっても、どのように考えればよいか分かりづらいです。 その主原因は、どのような視点で考えるとよいのかが分かりづらいということです。 その視点を補完するために、例えばデロイトトーマツ社が毎年公開している、 「企業のリスクマネジメントおよびクライシスマネジメント実態調査」といったレポートを参考にすると良いです。 その中では、以下の11の視点でリスクを検討しています。 ・政治/地政学関連 ・環境/自然災害関連 ・経済環境関連 ・社会課題関連 ・技術動向関連 ・法律/規制関連 ・ガバナンス関連 ・不正関連 ・製品/サービス及びオペレーション関連 ・システム関連 ・人材/労務関連 多くのチームでは製品/サービス及びオペレーション、システム、人材/労務など、直接関わりあることに意識が向きがちですが、 視野を少し広げ、チームが継続的なサービス提供を行うために、普段は意識していない視点を補完する参考情報としてください。 次にリスクの洗い出し方のナレッジを紹介します。 例えば、数時間集中して考えることは大切な事ですが、それだけでは洗い出しは出来ません。 注意することは思考する回数です。何回か回数を重ねることで、新たな視点から気づきが増えてきます。 例えば、イメージするペルソナを変えてみましょう。 今日は管理者目線から、明日はエンドユーザー目線から、明後日は顧客の目線から考えることで、洗い出しが進みます。 更に日数を少し開けて(1週間や数日など)見直すことで、個人の考えもupdateされているため、新しいリスクに気づくことがあります。 そして最後ですが、このような「リスク」は、1人で考えずに複数人で行うことで、多くのリスクを洗い出すことが出来ます。
Issueリスト 意見を収集する
チームでは、1年、半年、3か月と大きな目標を立てて、日々の業務を進めていきます。 進めていくと、計画を立てたときには気づけていなかったポイントや、やってみるとやりにくい等、様々な意見が出てきます。 それらの顕在化した問題や、今後問題になりそうなリスクは放置するのではなく、定期的に収集し、解決へ進めていくことが必要です。 Issueリストは、その意見や感じていることを収集するものです。 収集するためのポイントは以下です。 ・収集手法を決める。 定期的に意見を収集できるように、チーム全員が編集できるファイルや、チャット部屋などを作りましょう。 後で編集を行いやすいように、エクセルファイルやスプレッドシートなどがお勧めです。 ・記載内容/頻度をルール化する。 目的はさることながら、記載内容は事前にすり合わせをしておくと、入力がしやすくなります。 日々の業務の中で不安に感じていること/気になっていること、気づいたアイデア、改善ポイントなど。 そのほかにも、sprint概要の変化確認のポイント等を参照してみてください。 入力頻度ですが、気づきベースで記載してもらうようにすると、ばらつきが出てきますので、 1回/週など、予め決めておくと、普段の行動の中でアンテナを張る習慣に繋がります。 ・入力をしてもらうだけでなく、別の収集手法も予め決める。 入力するルールを定めても、日々の業務が忙しく、収集が上手くいかないシチュエーションも出てきます。 そのような場合に備えて、予めインタビューを考えておきましょう。 インタビューは、問題を感じてる対象の方が忙しい場合が多いため、事前準備があると、効果的にインタビューが進みます。 例えば、普段どんなことをしているのか業務について調べたり、普段、どんなことを感じていそうか?例えば4Mの視点でいうと? と、と少し考えておくだけでも、インタビューはスムーズに進みます。
業務一覧の作り方を知りたい
業務一覧作成のポイントは、プロジェクト開始時にまず作成すること,軸の取り方に迷ったら、 まず思い出せる限り書き出すこと,社内関係者のレビューでブラッシュアップすることです。 以下進め方を参照ください。 ①類似業務の情報や経験者からヒアリングを行い、必要な作業をすべてリストアップする ②作業の性質や関連性を考慮してグループ化する例)定常/非定常、設計/構築、担当別 など ③業務を作業単位に詳細化する ④納期や頻度を記載する ⑤想定工数を算出する ⑥品質基準を満たす為に、抜け漏れや無理が無いかを確認する。
計画修正時の調整方法
業務一覧(WBS)を作成し、想定していなかった作業が必要である事や、想定している予算感やスケジュール感では対応できない事などを気づける状態を保つことが良いでしょう。その中から許容範囲と許容できないレベルの確認を随時行ってください。 具体的に認識を合わせること ・Q:想定品質と測定方法 ・C:予算と想定費用 ・D:期限やスケジュールの想定 ・S:想定作業量 なお、期待値の調整は重要ですが、ついついリスクの説明ばかりをしがちです。 そうなった場合、意図せず顧客や関係者の信頼を損ねることがあります。そらないように以下の点に注意すると良いでしょう。 ・全力で元の計画通りゴールや成果に近づけたいということを伝えながらもリスクを伝え、相手もリスクを認識してからトレードオフ案を出す。 ・いきなり100%のトレードオフ案ではなく、10%、20%、30%と小刻みにしたものを伝え、まずは最小対応として10%から承認を取る。※1 また、期待値の調整(特にトレードオフ案の提示)の場合、相手が関心あるのは圧倒的に「これからどうなるか?」という未来の話です。 なのに多くの人が「なぜ計画が乖離したか?」「現状がどうなっているか?」を説明することに必死になりがちです。 たしかに正しく現状と発生している問題を認識することは的確な修正計画を策定する上で重要ですが、 顧客や関係者にとって重要なのはその修正計画とそれによる影響です。 期待値調整に失敗する人のほとんどは、この勘違いをしているパターンが多いです。 特に自身で判断をする決裁者でそのレベルが上がれば上がるほどにより未来の話への関心が高まります。 相手の立場、役職に応じて経緯、原因、修正計画、影響のどこに比重を置いて会話するかを見極め、使い分けましょう。※2 ※1:人はいきなり大きな影響やリスクのあることを決断できません。 ただ、一度決断するとその後、そのレベルが上がっても同様の決断をしやすくなります。 考えたトレードオフ案のリスクや影響があまりに大きい場合は、全体を見せた上でより小さな範囲から承認をもらうように交渉すると スムーズに進む場合があります。 また、自分たちが考えたトレードオフ案も実際は正しいかどうか、どれほど効果があるか分からない、 という場合も小さな範囲で進めることでその後の更なる計画修正も容易になります。 ※2:決裁者のレベルが上がるにつれて経緯>原因>修正計画>影響と関心が移っていきます。
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