1on1の手法について
1on1は以下ポイントを留意の上、会話しましょう。
部下が普段相談したくても相談できなかった事や、個人的に抱えている悩み事を打ち明ける、目指している事を聞いてもらうなど
様々なテーマで話を出来る機会とすると良いでしょう。
・定期的な時間を確保すること
・継続すること(常にある事が、部下への安心感や信頼感を与える)
・スタンスは部下のため
日々のやりとり以外で時間をとって話すことで、通常業務以外の観点で対話することは非常に重要です。
必要な情報やスタンスを事前に理解しておくことで双方にとって実りある時間とすることが可能です。
次に、1on1のミーティングでの好ましくない事例とその対策についてを考えます。
1on1は職場コミュニケーションのための意義ある手段である一方、本来の機能や役割を失って、形だけ実施していることが散見されます。
ここでは、1on1のアンチパターン(好ましくない事例)と対策案を紹介します。
【パターンその1】会話が少ない1on1
何を話したらいいのかお互い分からず、ただ時が流れるのを待つのみ。しびれを切らした管理者が「なんか話すことない?」と無理やり話題を探る。
このようなことが何回か続いたときは、事前にテーマを決めて伝えて準備をしておきましょう。テーマとなる書籍やインターネットの記事などを事前に共有するのもよいでしょう。
【パターンその2】管理者リサイタルな1on1
管理者がメンバーに一方的に説教をし持論を述べる、いわばリサイタル状態の1on1。
これが常態化すると、メンバーには心理的安全性が生まれにくく、自己開示しにくくなってしまいます。
このように片方の一方的な話に終始しがちになっているときは、相手の意見を引き出すための傾聴スキルや、物事を前に進めるためのファシリテーションスキルが足りていません。
人によっては問いかけをされてから、意見がまとまるまでに時間がかかる人もいます。
1on1ミーティングの時間内だけで相手の意見を無理に引き出そうとせず、初回の1on1ではテーマの設定や問いかけのみを行い、
相手の意見や答えを求めるのは翌週にするなど、無理にその場で結論や成果を出そうとしなくてもよい姿勢も必要です。
【パターンその3】愚痴大会
ただ不平・不満を述べただけで終わってしまう、雑談や世間話だけで盛り上がる1on1。
たまには雑談だけの1on1も有意義ではあるものの、毎回雑談で終わってしまうのはあまり好ましくありません。
このようなことが何回か続く場合は、視点が固定化されて話を建設的に広げられていません。
一対一が基本であるものの、時にコミュニケーションを活性化するために、ファシリテーター役に加わってもらい、
新たな視点を投げ込んでもらい、進行を支援してもらうのも前向きな解決策です。
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