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【第15回】沢渡あまね平野乃愛の仕事のお悩み相談室
日頃仕事をしながら抱えているよくある悩みを、COROPSの監修に携わって頂いた沢渡あまねさん、平野乃愛さんとの対談を通じて、解決の糸口になるヒントを見つけていく企画です。 今回のテーマは「チームの調子を見極めるバロメーター」についてです。 コミュニケーションは以前と比べると、オンラインで行うことが多くなってきています。チーム全体の調子を見極めるには、「何の変化」を捉えるとよいでしょうか? 『COROPS』とは? 企業を取り巻く環境が急速に変化する今、より効率的なチームの在り方が必要とされています。パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社で新時代に適した「仕事の進め方」を確立することが大切だと考え生まれたチーム強化メソッド。
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テレワーク下でのコミュニケーション強化
テレワーク下では、リアルでのコミュニケーションと比較すると、頻度は下がります。 チーム内での周囲とのメンバーとの関係性がある場合は、業務上での相談がまだ出来ますが、そういった関係性が出来ていないと、相談がしにくくなります。 関係性を築いていくには、雑談は重要ですが、テレワーク下では、雑談は意図的にすることが大切です。 いくつか事例を紹介しますので、自分のチームに合うものを取り入れ、チーム内の関係性を高めていきましょう。 日中の業務時間帯に突然雑談をし始めても、相手側は仕事に集中していて邪魔されることを嫌がる場合があります。 更にテレワークでは相手が何をしているのか、状況も見えづらいです。 気軽に雑談が出来るようには、定期的な時間枠を設けて自然とそういった会話を行えるようにしておくことが大切です。 集まりやすい時間帯は、業務スタート時、ランチ時、夕方など、業務が始まる前や後などが候補となります。 特に、業務スタート前は、相手のコンディションなどを察知出来る機会にもなり、業務調整等を行う1つの判断材料にもなりますので、お勧めです。 枠を設けられない場合は、例えばチームMTGの冒頭5分は、必ず雑談するルールを決めて運用するのもよいです。 他のやり方としては、チームで意見交換をした上で仕組み化すべきですが、気軽にすぐにコミュニケーションを取れるように、zoomやteamsなど、オンライン通話を常時接続にするというやり方もあります。 常時接続は、雑談だけでなく、業務中のコミュニケーションを円滑にします。すぐに声を掛けられる環境があると、相談する側のハードルが下がり、問題解決もスムーズに進みます。 最後に、オンライン上での仕組み以外でのやり方ですが、リアルタイムで定期的にコミュニケーションが取れる機会を設けることも検討してみ下さい。 実際に顔を見ながらコミュニケーションを取る場合は、情報量が全く違うことに改めて気づかされます。テレワークが中心になっている場合は、週や月に1度など、状況に合わせて検討してみてください。
雑談の重要性
雑談の目的は、お互いのことを知ること、相互理解を深めていくことです。 仕事で相談したいこと、お願いしたいことがあったときに、関係性が無い人にはどうしても話しかけにくいですが、 雑談を通してお互いに人となりを理解しあうことで話しかけやすくなります。 最初は緊張している状態ですが、回数を重ねることで、相手の理解が深まり、チームに対して徐々に心理的安全性が高まり、緊張も減ってきます。 この人たちなら自分のことをもっと知ってもらいたいとなり、更に自己開示が出来る様になります。 家族の話、友人の話、趣味の話、ご自身の体調、感情etc。このようなことを、理解しあうことで、仕事の話も話しやすくなります。 テレワークが中心になってくると、こういった雑談をする機会は意識的に設けないといけません。 日中の業務時間帯に突然雑談をし始めても、相手側は仕事に集中していたり、テレワークでは相手の状況も見えません。 定期的な時間枠を設けて、自然とそういった会話が行える仕掛けが大切です。 更にそういった雑談の内容を毎日やることで、実は本人のコンディションを知れる機会にもなります。 仕事が忙しく、悩みがドンドン増えていくと、まず雑談の内容に変化が出てきます。 いつもは明るいテーマが多い雑談をする方でも、テーマが仕事によりがちになっていきます。 そういった状況が続く場合は、1on1以外でもコミュニケーションを取り、解決に向けたアクションを考えるなど、別途対応も検討して下さい。
チーム連携強化について
チーム内にて過去の振り返りと現状、未来の会話を以下内容を参考にして取り組んでいくと良いでしょう。 ・活動の中で感じたチーム間連携における問題点を振り返り改善点を見つける ・活動の振り返りに合わせて、普段伝えきれていなかった、メンバーに対する感謝の気持ちを伝える ・キャリアの棚卸し ・時間と共に変化している、個人の志向性やライフプランをすり合わせる ・チームが連携しやすくなる方法や、ルールを検討する
相互理解向上
チームメンバーとの相互理解は、自身のことを知ってもらった上で、安心して仕事をしたり、互いの考え方や価値観などの内面的なことも知り、よりスムーズ連携をとるために、とても大切です。 理解を向上させる為のポイントとして、相手を理解する前提として自己開示(自分の情報を伝えること)を行う事を心掛けてください。 その為、自分自身のパーソナリティを簡潔に相手へ伝えられる様に、プロフィートシートを作成して伝えるべき事を整理しておくと良いでしょう。 プロフィールシートには、自分自身がどの様な志向性で、どの様な経験/スキルを持っているのか、 また働く上で、どの様な制約があるのか。といった情報を整理し相手に伝えやすくするツールです。 加えて、好きなことや趣味など、少しプライベートな内容を記載することで話題のきっかけ作りとなり、コミュニケーションを円滑に進められるようになります。 プロフィールシートに記載のある内容は定期的に見直します。特にキャリア志向性は棚卸しアップデートした場合は、改めてチームメンバーに共有しましょう。
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