チャレンジングなアサインをするときに気を付けること【依頼編】
人の成長に影響を及ぼす要素は、70%は経験、20%は他人からの助言、10%は研修や書籍からの学びと気づきといった調査結果があります。人材育成の観点では、チームが関与する割合は非常に大きく、チーム内でいかにメンバーが成長する経験を積むことが出来るかが、チームの価値発揮に大きな影響を及ぼします。
そのため、ときには、チャレンジングなアサインが重要になってきます。
このアサインをする際には、以下のポイントに注意を払ってください。
・依頼元が着地イメージを出来ていない
完了している状態が依頼元も分からない場合に、アサインを考えても失敗しやすくなります。
この着地イメージが湧いていないまま依頼することは、無茶振りといいます。
着地イメージが湧いていないと、本当に依頼先の方が適切なのかどうか(本人の志向性が合っているか、ハードルが高すぎ/低すぎないか)、判断が出来ません。
更に、アサイン後にフォローについても、イメージが無いままでは具体的なアドバイスが上手く出来ません。
このようなことの発生するリスクが高いために、依頼元は着地イメージを想定してから、アサインを検討する様にしてください。
・本人の志向性とのマッチングについて
依頼先の方の志向性やチャンレジしたいことと、こちらからお願いしたいことが100%マッチすれば良いですが、必ずしもそうではないケースもあります。チャレンジすることで得られることは何か?をまとめて、依頼元の方に対して完了したときの成長した自分の姿や、達成した状態など、より具体的なイメージを持ってもらえるようになります。
そうすることで、アサインへの納得感を上げることに繋がります。
ただし、全く志向性と違うケースもあり得ます。その場合は、正直にそうせざるをえない理由を伝えて、双方で納得した上で進められるとよいでしょう。