Issueリスト 収集した意見をアクション化する
Issueリストというのは、チームの問題点、改善を進めていくための事実を収集した宝の山です。
収集しただけでは、解決へは進みません。
次のステップでは、この収集したことを、解決に進めていくために、アクションを定めていきます。
押さえるポイントは以下です
・記載内容をカテゴリに分ける。
一例としてはcoropsのフレームワークを使い、4Mで分類するのが良いでしょう。
詳細は、sprintで抑えるべき変化を参照ください。
Mission:顧客との関係性の変化、ニーズの変化、チームに対する期待値の変化、事故やヒヤリハットetc
Mesurement:目標、指標、進捗状況や具体的なアクションへに対する感じること
Method:フローやナレッジなど、共通化できる点、etc
Member:稼働状況、高いパフォーマンスなどのコツ、育成の状況、就業上のローカルルールetc
カテゴリに分けると、意見が集中しているところがどこか?ということがわかります。
あまり意見が出ていないカテゴリは、一見問題が発生しておらず意見が出ていないと思いがちですが、
そもそも普段からその視点に向いておらず意見が出ていない可能性もあります。
このような場合は、インタビューなどを行い、収集に努めて下さい。
・チーム内で意見交換をする。
カテゴリ分類した後は、意見が多いカテゴリから始めます。ここで会話することは、事象/原因についてです。
何が起きているのか。意見交換を通じて、認識をすり合わせましょう。 次に、解決している状態についてすり合わせて下さい。
この解決している状態とはどういう状態か。
例えば、安定したものが崩れてしまい、「元に戻す」のであれば、
皆が満足する状態というのは、共有認識で持てているため、どんな状態なのかの言語化は容易です。
未知の問題に対しては、解決している状態をすり合わせるには、
改めて、チームのミッション、今期のゴールはなんだったか、ヒントになる情報を抑えなければいけません。
この意見のすり合わせは必ずするようにしてください。
最後にアクションについて意見交換をします。
解決している状態がすり合ったら、何をすればよいかを考えます。この段階で、どれだけ詳細化出来るかで、
解決までのイメージをすり合わせることに繋がります。 誰が何をいつまでにやるのか、
具体的なアクションをすり合わせることで、更に解決までのスピードも上がっていきます。
WBS化することが望ましいですが、時間のない中では、アクションは箇条書き程度になることも多々あります。
完全に詳細化しないと前に進めてはいけないわけではありません、進めながら詳細化させるケースもありますので、臨機応変に対応を進めてください。