ニーズの変化の確認について
ニーズの変化に気づくためには、対象の方からVOC、満足度調査、顧客組織の方針変更など、情報を収集することから始めます。
しかしこれらの情報は、すぐに収集出来るものではなく、VOCであれば日々の活動を振り返って意見をまとめたり、満足度調査であれば、事前に顧客に対して頭出しを行う必要があります。
顧客組織の変更に関する情報も、普段から関係性を構築していれば期の節目に情報を取得できるかもしれません。
つまり、このような変化を確認するためには、情報を収集するための準備が重要ですので、日々の行動から一度見直してみるとよいでしょう。
更に、KPIの要求が突然変わるときは要注意です。当然、ニーズに変化が起きているケースもありますが、例えば、担当者が変わったタイミングで突然要求が高くなっているときは、
新任者は前任者と違う結果を残そうと、無茶な要求を上げてくるケースもあります。
また、新しい取り組みをしたいがアイデアがなかなか出ず、結局今のKPIでも十分に満たせているのに、更に高い設定をしてきているというケースもあります。
勿論、このような理由だけではありませんので、なぜ変更する必要があるかは、顧客と意見をすり合わせることが非常に重要です。
収集したニーズは来期に向けて注力すべきことを整理していきましょう。
注力すべきことを整理する際のポイント
・顧客側でも、方針や目標が定まっていないことが珍しくないため、
まずは期が始まるタイミングまでに、収集できた情報で仮の目標を立て、動き始めておき、
追加で情報収集したら修正するくらいの柔軟度で動くことが望ましいです。
・変化した事柄や現時点で判明しているニーズ変化を以下のようにマッピングして、
仮説を立てて整理すると良いです。