【8月特集】相手の意見が素直に聞けなくなるとき、どうしたら良い?
最近、周りの方から、
「人の意見を素直に受け取れない気がする」という悩みを聞くことがありました。
その方は、「暑さや忙しさで、つい心が狭くなったかも~」なんて言っていましたが、
人の意見が素直に受け取れない時、一体どうしたら良いのでしょうか?
そこで今月は、「人の意見が聞けなくなるとき、どうする?」をテーマにお届けします。
〈目次〉
よくある状況
対処法
参考資料
モヤモヤ・イライラした時、まずは、意見を素直に受け取れなくなっていた状況を思い出してみましょう。
よくある状況
①心の余裕がない
業務に追われ、疲れ、責任、焦りを感じている時。
「いま、それどころじゃない」と感じて、「いま言わないで欲しい」と、意見がさらなる忙しさを生むような気になってしまい、
意見を聞けなくなってしまう。
② 否定されたように感じてしまう
相手はアドバイスのつもりなのに、「否定された」「自分のやり方をダメ出しされた」と受け取ってしまい
無意識のうちに相手からの意見を避けようと遮断してしまう。
③ 自分意見に固執してしまう
自分で推進した業務であり、自分が経験を積んできたものだからこそ、「こうあるべき」「こうしたい」が凝り固まってしまう。
周りからの自分とは違う意見が「そうじゃないと思う・・・」となってしまい人の意見を受け取れない。
対処法:どう向き合うべきか?
① 心の余裕がないとき
まずは自分の気持ちに向き合い「自分を整える時間」をつくりましょう
忙しい時は「今は余裕がない」と自覚するだけでも、相手の言葉を受け止めやすくなります。
参考動画:時間の無いときの、整理方法
② 否定されたように感じてしまうとき
自分の意見が否定されたと感じた時は、まず感情的にならずに相手の意図を確かめることが大切です。
「自分はこう受け取ったけれど、それで合ってる?」と聞いてみると、誤解が解けることもあります。
必要に応じて、自分の意図も丁寧に伝え直しましょう。
否定されたのは意見であって自分自身ではないと受け止める視点を持つことが、冷静さを保つ鍵になります。
参考動画:自己肯定感が下がった時の対処法
③ 自分の中の「正解」を変えられないとき
周りからの意見を、自分の考えが不正解だと言われているのではなく、「新しい視点の追加」と捉えると良いです。
自分の経験や考えを通したくなり、他の意見が入りにくくなるのは自然なことですが、
「違う意見=間違い」ではなく、「別の視点が加わった」と考えると、受け入れやすくなります。
相手の意見も、その背景を聞いてみると、意外な気づきがあるかもしれません。
参考動画:良い議論の仕方
今月は、相手の意見が素直に聞けなくなるとき、どうしたら良いのか、をお届けしました。
意見を受け取れず、モヤモヤ・イライラしたときこそ、自分の状態を見直し成長するチャンスかもしれません。
まずは、その状況を受け止めて、出来る範囲でも行動を変えてみましょう!
参考資料
参考動画:仕事中のイライラを切り替えるコツ
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