ニーズの把握方法
顧客のニーズを把握するには、様々な方法がありますが、すぐに出来るナレッジを1つ紹介します。 顧客との接点は定例会を設定し、更に定例会以外でも日常的に会話もあり、普段から顧客が何を考えているか分かる、という方も多いと思います。そういったチームでは、来期方針を定めていくために今までの会話の内容を振り返り、チーム内でも話し合いをして仮説を作って、顧客に対して仮説をぶつけて、すり合わせを行って固めていって下さい。 このときに上手く進めるポイントは、通常のMTGの中に「来期方針について」というAGENDAを追加するのではなく、敢えて「来期方針のためのディスカッション」といった内容のMTGを設定するようにしてください。 こうすることで、顧客側の意識は、改めて自分たちの抱えている問題を整理してみようとなります。 今までの会話では話されなかったことや、顧客が新しく気づいたことなど、顧客から積極的に意見を頂ける可能性が高くなりますので、是非一度試してください。
おすすめ記事
目標設定方法
目標設定は、関係者のニーズを満たすように設定しましょう。そのためにはニーズそのものだけではなく、その背景も理解することが必要です。関係者の置かれている状況を“自分ごと化”して捉えることが大切です。 次に具体的な数値を用いた目標地点と計画を定めましょう。これが定められていないと、実行時の進捗確認や要因分析を行う事が出来なくなるためです。 「SMART」というフレームワークがあります。これを活用すると目標設定内容を明確にすることができますので、ぜひ活用ください。 1:Specific(具体的に) 誰が読んでもわかる、明確で具体的な表現や言葉で書き表す 2:Measurable(測定可能な) 目標の達成度合いが本人にも上司にも判断できるよう、その内容を定量化して表す 3:Achievable(達成可能な) 希望や願望ではなく、その目標が達成可能な現実的内容かどうかを確認する 4:Related(経営目標に関連した) 設定した目標が職務記述書に基づくものであるかどうか。 と同時に自分が属する部署の目標、さらには会社の目標に関連する内容になっているかどうかを確認する 5:Time-bound(時間制約がある) いつまでに目標を達成するか、その期限を設定する
![](/data/PROD/imgs/chart_0003.png)
目標を作るSTEP
目標は、ニーズや目的を達成した状態を論理的に構造化されたものです。 目的=ニーズは抽象的、概念的なことがほとんどですので、何も考えずにアクションをしていると、 目的達成に近づいているかどうかを判断することは非常に難しいです。 そのため現状から問題と課題を明確にし、その課題を解決すれば目的が達成されるとした方が、目的を達成できたときのイメージがしやすくなります。 この課題を解決した状態、というのが具体的な目標になります。 まとめ 目的:成し遂げようと目指す事柄 問題:現状と目的のギャップ 課題:問題を解決するために必要な事柄 目標:課題解決した状態を具体的に表したもの
![](/data/PROD/imgs/目標の構造化.jpg)
ツールを作成する際のポイントを知りたい
最初のポイントは、なぜツールをつくるのか、何を実現させたいのか、目的を実現させるために必要な機能は、実行する最適な流れは、ユーザが使いやすい画面は、などが整理必須です。ツール作成に至った背景や目的から必要な機能をすべて洗い出し、機能の抜け漏れなくスムーズにコーディングを進められるようにできるようにしてください。VBAやRPAはあくまで手段のひとつ、作成後のメンテナンスのことも考慮の上、すすめてください。
ニーズの変化を察知する方法
時間の経過とともに、会社の方針や世の中のトレンドが変化する可能性があるため、関係者のニーズも変わることがあります。 当初重要事項だったことも変わることがあるので、優先順位は常に変化する可能性を念頭におきましょう。 ニーズの変化に気づかないまま仕事を進めると関係者間で認識ズレが起き、 せっかく対応したこともやり直しが発生するなど、無駄な時間を費やすことになります。 そのため、ニーズの変化をできるだけ早く察知するには、常に相手の発言や依頼に対して、 背景や真意を問うように癖づけていくことが大切です。 変化を察知し、その背景を確認する時の例 ・報告や依頼内容の変化を察知する 方針変更の通達を受けた場合 ⇒なぜ変更になったのか? 資料作成の依頼を受けた場合 ⇒資料の目的は何か? ニーズの変化を察知するためには、「満足度調査の結果や、顧客やエンドユーザーから寄せられた意見(VOC)」 を確認します。 さらに、ニーズや期待値が変化する予兆を察知するには、「定例会参加率が低下している、発言量が減少している」などの日々の行動の変化に注意を払うようにしてください。 この日々の変化については、新たな関心や困りごとの可能性が考えられます。 コミュニケーションを通じて気づいた違和感は、見過ごずにチーム内で共有できるように、 日報やチームMTGを設定するなどの仕組み化を行いましょう。
アドバイザーに相談
会員登録をすると
いつでもアドバイザーに相談ができます!