会議の生産性を高めるには

チームの仕組み 業務の改善

 

〈目次〉

  1. 有意義な会議を行うために
  2. 会議前に確認するべき点
  3. 会議アジェンダの例
  4. 関連資料

 

 

 

1. 有意義な会議を行うために

 

会議は、コミュニケーションの仕組み化・情報共有・意思決定・課題解決・チームの連携強化のために実施しましょう。

全員の意見を集め、目標に向けた具体的な行動を決める場として活用します。

 

決めるべきことを決定し、無駄のない会議にするためには、内容に合わせて適切な頻度を検討することが必要です。

変動性が高い業務内容であれば、頻度を高くして認識を合わせる必要があります。

 

一般的な会議の例、頻度については以下を参考にしてください。

 

会議名 内容
キックオフ 特定のテーマに対して参集された関係者が初回の認識合わせを行う会
日次定例会

前日、当日、翌日の業務状況/予定および課題共有の実施のため、チーム全体や、

一部のメンバー間にて少なくとも日に1回は開催する会議。実施形態としては、朝会、夕会などが多く見られる

週次定例会

関係者、チームから代表が参加し、週次の業務状況報告、および課題の共有などについて

目線合わせ、意見交換を行う

月次定例会

関係者、チームから代表が参加し、月次の業務状況報告、および課題の共有と次月の方針/目標/活動内容などについて

目線合わせ、意見交換を行う

四半期

半期の定例会

四半期もしくは半期に1度、チームの目標、アクションプランの進捗状況や実績、および課題/施策などの報告、

関係者との意見のすり合わせ、今後のニーズすり合わせなどを行う

 

 

 

 

2. 会議前に確認するべき点

 

会議自体の生産性を上げるには、事前の準備をいかに進められるかが重要です。

例えば、会議で議論すべきことを事前に整理しアジェンダを関係者に展開しておくとミーティングは効率的に進みます。

また、以下表の確認点を見直すことで、生産性を高めることもできます。

 

確認点 確認内容・理由

出席メンバー間で

会議の目的とゴールを共有できているか

 

会議の目的やゴールのイメージが参加者内でズレてしまっていると、

会議がうまく進まなくなることが多いです。

できる限り、会議の目的やゴールは事前に認識をすり合わせるようにしましょう。

 

アジェンダは提出済みか

 

アジェンダは会議前に提出しましょう。

アジェンダの時間設定は、普段から相手の反応や言動を観察し、

どのアジェンダで意見交換の時間を多めに取るかなど、

時間配分を考慮できているとより良いです。

 

全員出席が必要か

 

全員で意見交換する場は必要ですが、

すべての会議で全メンバーを出席することにした場合、その分工数確保が必要になります。

会議の出席者は、関係者図を参考にして、目的と内容に合わせて決定するようにしましょう。

 

また、大きな意思決定を行う会議の場合は、決裁者や自チームの管理者も出席できるように調整します。

 

メールや電話、チャットでは

代替えできない内容か

 

情報共有のみが目的の会議であれば、あえて参加者の時間を取らず

チャットやメールで共有で終わる可能性もあります。

適宜、会議を行う必要があるかどうかも検討しましょう。

 

 

 

 

3. 会議のアジェンダ例

 

 

会議の生産性を高めるために、当日のアジェンダ(議題とタイムライン)を共有しておくと会話がスムーズに進みます。
また議事内容はメモ書き程度でも残しておくと、欠席者への情報共有ができ、次回会議の進め方に活かすことができます。

 

アジェンダの例は以下の表を参考にしてください。

 

No アジェンダ 概要 時間 発表者 備考
1 目標進捗 KPI達成状況と今後のアクション確認

10分

リーダー  
2 課題確認 課題管理表に記載の課題とアクションの確認 20分 全員  
3 共有、相談事項 気になっていること、困っていることの共有と相談 10分 全員  
4 ナレッジ・スキルシェア 今週の気づき、有効な対応の共有 10分 Aさん 毎週持ち回り
5 周知・共有事項

顧客とのミーティング、上位組織の会議体からの

フィードバック事項

10分 リーダー  
合計時間 60分    

 

 

 

4. 関連資料

▶▶【📝記事】コミュニケーションの仕組み化 はこちら

 

▶▶【🎥動画】らくらく議事録フォーマット はこちら

 

▶▶【🎥動画】ファシリテーション~苦手克服までの体験記 はこちら

 

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